山本館の歴史
History
草津温泉「山本館」は、江戸時代後期に、
山本十右衛門が創業した温泉旅館です。
当時の草津温泉は、「通り千軒 江戸構え」
と言われるほど、多くのお客様が湯治に訪れ
繁盛していました。
しかし、明治の半ば頃に2度の大火に見舞われ、
焼失してしまいます。
その後、明治30(1897)年に合名会社を設立し、
「山本館」を再興しました。
建物は8軒・部屋数は200室を誇る大きな宿となります。
現在の「山本館」の建物を本店と決めて、ここに帳場
(今風に言えばフロント)を置きました。
ここがその当時の面影を残す唯一の建物になります。
大正末期から昭和初期にかけて何回かの改装を経て、
昭和10(1935)年には、草津温泉で最初の宴会用大広間を
設け、さらに多くのお客様をお迎えしています。
時代の変化とともに、お客様のニーズも変わり、
それに合わせて和室を洋室にするなど、
いろいろな改装を重ねてまいりましたが、外観は
昔のままです。
memory
平成24(2012)年、山本館は国の登録有形文化財に
認定されました。
これからも、これまでの良き伝統を守りつつ、
お客様が快適に過ごせる宿をめざしていきたいと
考えております。
認定されました。
これからも、これまでの良き伝統を守りつつ、
お客様が快適に過ごせる宿をめざしていきたいと
考えております。